四師戒 1. 『 死を前に 引きつけ生きよ 今日一日』  

 引用は、『 3週間続ければ一生が変わる 』(ロビン・シャーマ 著、海竜社 刊)から。
 Robin S. Sharma氏:リーダーシップ、自己発見に関する世界最高権威の一人で、国際的ベストセラーを数多く出版。シャーマ・リーダーシップ・インターナショナルのCEO。


  ・ 朝の儀式をおこなっているインドの国王(マハラジャ)は、毎朝起きるとすぐに、音楽と花をそなえて自分の葬儀をするのです。葬儀のあいだじゅう、王は「わたしは心ゆくまで生きた、わたしは心ゆくまで生きた、わたしは心ゆくまで生きた」と唱えます。日々自分の死ぬべき運命を意識することによって、一日一日を最後の日であるかのように生きるのです。

 きわめて賢明な儀式であり、時間は砂粒のように手をすり抜けてしまうこと、充実した人生を生きるのは明日ではなく今日であることを、思い出させます。

 生前葬をすれば、時間は貴重なものであり、より豊かで、より賢くて、より充実した人生を送るのは今である、ということが再確認できます。

 人は死ぬべきであるという無常観は、大いなる英知の源であり、古代ギリシャの哲学者、プラトンも「死ぬ練習をせよ」という言葉を残しているのです。

・ 瞑想を学んだ日、わたしの人生は変わりました。瞑想は、古くからあるテクニックで、世界でも最高の賢者たちが、心を完全にコントロールするために開発したものなのです。瞑想は心を訓練するひとつの方法で、心が本来の機能を発揮できるようにするのです。五千年の歴史をもつ、この心の訓練のパワーを見逃す手はありません

・ もう何年も前、わたしは内面的なやすらぎはほとんど得られませんでした。そんなとき、ジェームス・アレンの『「原因」と「結果」の法則』という本を読んだのです。
 人間の大きな精神力がわれわれの現実を方向づけ、人生におけるしあわせや繁栄を招くことについて書いてありました。
 わたしはすっかり魅了されて、知恵の書や自己啓発の本を読みあさりました。昔の賢人が五千年以上前に考えついた戦略を応用することにしました。

 そのテクニックは単純で、心をきたえる簡単な言葉を選ぶだけです。一日のいろいろ異なる時間にその語句に集中するのです。職場まで歩いたり、列にならんだり、皿を洗ったりする、あまり生産的でない時間を埋めるために、生活を改善してくれる強い力をこめて、小声でそっとマントラを唱えるのです。あなただけの語句を繰り返してください。

 インドの音楽家で宗教家のハズラト・イナーヤト・ハーンは、こう言っています。 「魂に光をそそいでくれることばは、どんな宝石より貴重である」

・ 本質的でないことに「ノー」と言えるようになれば、生き方を向上させてくれる力をもっていることにもっと時間をさけますし、あなたが残すように運命づけられている貴重な遺産を残すことに役立ってくれるでしょう。

・ もっとも有能な人びとは、自分の"秀でた分野"に集中します。すなわち、得意なこと、大きな影響を与えることに集中すれば、ライフワークを向上させることができます。大切なものに一心不乱に打ちこむことによって、あまり価値のない、気が散ることに対して、すんなりと「ノー」がいえるのです。ルイ・アームストロングは、チケットを売ったり、椅子をならべたりしませんでした。ただトランペットを吹いたのです。



四師戒 3.『 志を高く いただき進め 怯まずに 』

 引用は、『 遺伝子は語る 』(村上和夫・行徳哲男 著、致知出版 刊)から。
 村上和夫氏:京大大学院博士課程修了。筑波大学名誉教授。『生命の暗号』他。
 行徳哲男氏:日本BE研究所設立。平成11年までに2万8千人がBE研修に参加。


・ 遺伝子をオンにするための心構えというものには、私自身の体験から振り返ってみて、三つぐらいの条件があるように思います。
 ひとつは、「少し高い志を持つ」ということです。ふたつめは、「喜びを多くの人と共有する」ということです。みっつめは、「自分たちの仕事が世の中のためになるという意識を持つ」ことです。(村)

・ 私たちは自分の意思で生まれてきたわけじゃない。日本人に生まれたいとおもって日本人に生まれてきたわけではない。男に生まれたいと願って男に生まれたわけでもない。気がついてみたらこの世に投げ込まれていたというのです。その生というものには、もともと自分の意思とか主体とか願いは入っていないというわけです。

 確かにわれわれはこの世に投げ込まれた。だが、そうなった以上、自分の意思で、自分の主体で、力いっぱい生きてこそ生というものです。われわれは投げ込まれたままで生きていないだろうか。(行)

・ BEは、Basic Encounterの略。エンカウンターというのは"出会う"ということですね。ところが、人と出会うまえに、人間はまだほんとうの自分と出会っていないのです。だから、ベイシック・エンカウンターというのは。「ほんとうの自分との出会い」、つまり「真我との出会い」ということになります。

 人に会うまえに、まず自分の根源と出会えということです。すべては自分なのです。だって、全宇宙が存在するのは、自分が存在するがゆえです。自分が死んだら宇宙は消えるわけですから。だからすべてを自分に帰することが大切なのです。

 自分を徹頭徹尾追い詰めていかなければ、自分とは出会えない。私は、遺伝子がオンするためには、自分で自分に目覚めること以外に方法はないと思うのですよ。(行)

・ 私は遺伝子の中に神や仏の姿を見たのです。現代科学を超えるすごいことが私たちの体のなかでおこなわれている。それをおこなっているサムシンググレイトの存在を感じます。これは言葉にならない感動でした。それまで私はいまほど陽気ではありませんでした。
 しかし自分が大きなものに動かされているのだと感じたとき、私は変わったと思います。

 眠っている遺伝子をオンにできれば、いままでにない力が働いて、前頭15枚目程度の実力しかなくても横綱を倒すことができるのではないかという直感を得たのです。遺伝子のオンオフの仕組みが科学的にどんどん解明されると感じたとき、本当にうまいタイミングで、科学と神の世界がドッキングしたものだとおもいました。

 何よりも、私たちが人間として生まれてきたことがたいへんなことだということを知ってもらいたい。
 十月十日のうちに一個の受精卵が何兆という細胞に分裂して、赤ちゃんのかたちをして生まれてくる。これは神業としかいいようのないことです。

 命は、何兆円出しても買えない、何物にもかえがたい尊いものなのだということを是非知ってもらいたいのです。(村)



四信戒 4.『  しい 信ありて 迷いなし 群れつ離れつ 揺れて咲く  精一杯の コスモスの花 』  

 引用は、『 生きがいの探求 』(出口日出麿著、 講談社刊)から。  
 出口日出麿氏:1897年、岡山生まれ。京大文学部中退。幼時より霊的感受性強く六高在学中に大本教に入信。出口直日(後に三代教主)と結婚。著書に『信仰覚書』(全8巻)他。


・ いろいろな深遠な道理もすでに説きつくされており、いかに活きるべきかという問題も論じつくされており、自分はどうしたらよいかということも、たいていの人なら知りつくしている。しかも、それと矛盾した生活を送っているのはなぜだろうか。

 真の神を認める信仰がないからである。

 瞬間に堕して、永遠に目覚めないからである。

 大局を達観する目がないからである。

・ 信仰はどうして得るかというと、現界では、まず、何かの不満、不平、不審などが始まりで、自分というものが、いかに小さく無力であり、自分の力ではどうすることもできないということを心の底から悟って、この世を如実に支配しているものに頼りたいという気になることが第一歩である。

 この世を如実に支配している、目に見えない神の存在を確認するまででも相当にかかる。

 信仰は要するに信じることであるが、信じることは、真と見定めることから生じるものである。

 信仰のない間は自力にのみ頼りたがり、信仰の浅い間は他力にのみすがりたがる。

・ ただ、ふしぎな活きている力がわれわれを支配しているということさえ悟れたらよいのである。

・ 昔から、この世で大偉業をなした人たちの条件は、決して、頭の力でも腕の力でもなかった。要するに、それは「信念」だった。真に自己を賭して、世界と戦いつづけた「勇気」であった。この「信念」、「勇気」はどこからきたか。けっして、学識や見識からではない。ただ、その人独特の体験から到達した宗教的悟道からであった。

 この世で何をなすにも、真の宗教的悟道に達しない間は、けっして、霊(たましい)のはいった事業はできるものではない。人と神との如実の交渉をしみじみと体験し、無限永遠の霊界を透視したうえでなくては、真の不朽の仕事はできるはずがない。

・ 本人同士が好きでないならば、他に、いかなる好適の条件があっても、断じて結婚させるべきものではない。この世の中で、何が幸福かといって、相合う魂が相寄っていることに越したことはない。相合う魂とは、男女、夫婦、親子、兄弟、友だちのいかんを問わず、年齢の長短を論ぜず、思想、境遇の差をいうのではない。そんなことは問題ではない。虫の好く同士、気の合う者同士がいっしょにおることさえできたら、それでよいのだ。

・ もし一家に二人の主権を主張するものがあれば、かならずその家は分裂する。

・ 目には目、鼻は鼻、口は口、みなそれぞれの職能がある。目をして鼻の代わりをつとめさせるわけにはいかず、鼻をもって口の代わりをさせることもできない。人おのおのにその長所がある。他人がまねのできない、その人独特の能力を持っているものである。ゆえに、お互いに相互の長所を学び、これをもって助け合っていくならば、自然に世の中は円満無碍におさまっていくのである。



七戒V T.『 Thursday True Friends よ 』  

 引用は、『 自分が好きになる20の方法 』(L.ホール/L.コーン 共著、光文社 刊)から。  
Lindsey Hall氏はスタンフォード大学で心理学を、夫Leigh Cohn氏は、N.Western大学修士課程で英語学を専攻。さまざまな心の病と治療法の講演でアメリカ中を巡っている。


・ あなたが、<問題>からなかなか抜け出せない原因の一つは、これまであなたが付き合ってきた友達や仲間にもあるのです。
 飲み友達が、アルコールを断つように、あなたにすすめるわけがありません。

 あなたのまわりに、あなたの強さを信じ、あなた独自のよさをわかってくれる人、あなたが間違いを犯しても、長い目で見守っていられる人、しかも互いに率直に話せるような人、そんな人を友達として一人でもいいから持っていなければいけません。そういう友達といっしょにいると、自分がよく思え、自分はそれほど孤独ではないと思うことができます。そして、頑張ろうという気持ちにさせてくれるのです。

 立ち直るためには、どうしてもこれまでの付き合い関係を変えなくてはなりません。これは苦痛を伴います。あなたが変わろうとすることに協力できない人には、去ってもらうほかありません。立ち直りの邪魔になる友達とは付き合わなくていいし、そういった友情はないほうがましです。第一に考えなくてはならないのは、自分を好きになるのにプラスになる友達を持つということです。

 いい仲間を見つけなさい。同じように立ち直ろうとしている人たちと付き合いなさい。サポートし合う団体に入るとか、同じような経験を分かち合う仲間をつくるのもいいでしょう。立ち直ろうと努力している人たちがいそうなところなら、どこでもかまいません。

 いずれにせよ、数は少なくても、よい仲間や友達がいればいいのであって、大勢はいりません。

・ 精神的にも、肉体的にも、感情的にも、あなたを成長させてくれるような人間関係を築いてください。よい友を持つことが立ち直りを助け、自分を好きにもならせてくれます。

・ あなたが立ち直るのを、なにかと励ましてくれているのは誰ですか。

・ 私たちは、潜在意識においては、みな自分を愛したいと願っているのです。自分を好きになる努力をすると、立ち直りを促す内なる声を通して、その自分のほんとうの願いと出会うことができるのです。その声、その心の中の愛は初めからそこにあったのに、<問題>が私たちをそこから切り離してしまったのです。

 <問題>にしがみつかずに、この心の中の愛と結びつこうと努力し、それができるようになると、誰でも同じこの「核」を持っていることに気がつきます。私たちはこの内なる偉大さという共通の絆によってつながっており、それはつねに見つけてもらうことを願っているのですが、私たちは、自分自身を愛せるようになるまで、それがわからないのです。

・ 自分を好きになることが手段でもありゴールでもあると言いました。愛することを実践して、人に愛を見いだしてください。そうすると、自分の心の中に、やさしさと喜びがあることに気がつくでしょう。そして奇跡を期待することです。ものごとやあなたを取り巻く状況は、あなたを好きにならせるためにつくられているのです。

 宇宙はあなたを支えてくれています。